ITニュース六時五分:定額聴き放題が多くスタートした2015年、今年は定着するか?

ITニュース六時五分:定額聴き放題が多くスタートした2015年、今年は定着するか?

0605_201411122015年は、AWAやLINEミュージックなど音楽の定額聴き放題のサービスが日本でいくつも立ち上がりました。しかし、各社、その後の収益確保に苦しんでいるようです。

時系列でみると・・・

5月 AWA(エイベックスグループとサイバーエージェントの合弁)

6月 LINEミュージック(LINEやエイベックスなど)

7月 アップルミュージック

9月 グーグル

11月 アマゾン

といった状態です。

世界市場で見ると、聴き放題にした国の方が売り上げが伸び、拒んでいた日本が低迷したことから、こぞって参入してきたようですが、収益モデルに苦しんでいるようです。

ネットが普及してきたことによって、情報やメディアを利用するのはタダという意識が広がりすぎていて、無料お試しは使ってくれても、有料になったとたんに解約するユーザが多く、無料で視聴するなら、YouTubeでもいいやって思う人が多くなります。

しかし、現実的に考えると、それほど音楽を聴く時間があるのかどうか?ということです。音楽を聴く時間はあるとは思うのですが、音楽を聴こうとしているときは、基本的に自分の気に入っている曲、自分の好きなミュージシャンの曲になります。テレビやラジオのように垂れ流しで聴くということが少ないのではないでしょうか? となると、聴き放題である必要性があまりありません。

また、1日24時間の中で音楽を消費する時間は、案外、少ないって思いませんか? 仕事中に音楽をながら聞きしながらというのは、ほんとうに限られた職種だけです。しかも、スーパーやホテルなどは、BGMは流れていますが、個人がスマホで好きな音楽を聴いているわけではありません。

また、電車の中や待ち合わせの時間など、細切れの時間は、ゲームなどで消費されることの方が多く、イヤホンをつけたまま自転車などは危険行為として禁止されるようになっています。そう考えると、実は、それほど音楽を消費する時間はあまりないのです。

結局、音楽のビジネスモデルとして、大ヒットを狙うような音楽の消費そのものが難しく、そんなことを狙ったようなビジネスは、そもそも幻想なんじゃないかなって思います。数万人程度までのファンを相手にするビジネスをいくつも立ち上げるようなことが、これからのビジネスではないでしょうか。

本日のニュース

http://toyokeizai.net/articles/-/99902

定額聴き放題は「音楽=タダ」論を覆せるか



iTune Podcast 週刊ITトレンドXは、毎週水曜日配信!

https://itunes.apple.com/jp/podcast/zu-li-ming-suino-zhou-jianittorendox/id646610212

  • このエントリーをはてなブックマークに追加