2014/12/30 六時五分:人工知能の急速な進歩にはビッグ・データあり

2014/12/30 六時五分:人工知能の急速な進歩にはビッグ・データあり

0605_20141112人工知能が急激に進歩する裏には、ビッグデータがあるということをご存知ですか?

人工知能って、いろんな可能性があるのですが、それをテストするためのデータを用意するのが大変なのです。

Googleが、コンピュータに『ネコ』を教えるにしても、定義を教えるのではなく、何万というネコの写真を見せて学習させるのですが、そんな数のネコの画像を用意するのが大変ですよね。

で、Googleは、傘下にあるYouTubeから大量のデータを使うことで対応しました。

音声認識でも同じで、研究者の声だけでやっていると、その研究者の声を判別する精度はどんどん上がっていくのですが、他の人の声は認識できなくなっていきます。誰もが使えるようにするためには、老若男女だけでなく、方言なども含めて、さまざまな音声データが必要になります。

今までは、そのデータを集めるためのコストがものすごくかかっていたのですが、インターネットがこれだけ広まり、さらに音声や動画も手軽に扱える高性能のパソコンやスマホが広まったことで、かなり安価にデータが手に入ります。無料のサービスを立ち上げれば、あっというまに何万ものサンプルが集まります。

今回、ネタとして取り上げた記事は、そんな話はあまり出てこないのですが(苦笑)、広告を表示するのに人工知能を応用するというベンチャー企業の創業者へのインタビューです。もともと、ハーバード大学で研究していたチハン・ユー氏が立ち上げたエイピアー。

広告は、より役立つものを提供しないと、見てくれません。中学生に生命保険の広告が表示されても無視されますし、おじーちゃんに、パズドラの広告が表示されても意味が分からないのでクリックしません。よりユーザの行動を分析し、最適な広告を表示することがポイントになります。

しかし、そういうのがどんどん進化していくと、広告なのか情報なのか区別することすら難しくなっていきます。そして、時間はどんどん奪われていき、今でも、近所のスーパーの年末年始営業時間を調べるつもりで、スマホを触りだしたのに氣がつくと紅白の司会で吉高由里子がとんでもないことを発言するんじゃないかという記事を読んでいたなんてことがありますよね(笑)。

そうやって、時間を奪われていくようになると、じっくり集中して考えるということが、ますます難しくなっていく傾向にあります。情報が洪水のように押し寄せて、しかも、すべてが、『あなたにとって興味のある情報』なのですから、どうにもできない状態。それを整理するキュレーションアプリもでてきますが、ますます、コンピュータはあなたにピッタリの情報を偏って(!)配信してきます。

ただ、そういう世界、どっぷりつかると、もう抜け出せないぐらい快適になります。人工知能の進化は、怖い世界ではなく、コンピュータの手のひらの上で、踊らされているだけになるのでしょうね(って、コンピュータに手はないですけどw)。

本日のニュースネタ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/14/262522/122600102/ 

人工知能がデジタル広告の課題を解決する

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