ITニュース六時五分:三菱東京UFJ、仮想「コイン」実証実験、ブロックチェーンで手数料軽減を狙う。

ITニュース六時五分:三菱東京UFJ、仮想「コイン」実証実験、ブロックチェーンで手数料軽減を狙う。

0605_20141112三菱東京UFJ銀行が、独自の仮想通貨の実証実験に着手しました。金融取引の管理コストを大幅に節約し、各種手数料を安くできる可能性があります。

仮想通貨といえば、ビットコインが有名ですが、日本では、マウント・ゴックスの事件があったので、どうも怪しげなものというイメージがあります。

しかし、そこに使われているブロックチェーンという技術は、非常に面白いもので、これを応用すると、さまざまな取引について低コストで安全に行うことができる可能性があります。

なぜコスト削減ができるのかというと、今の銀行は、中央に巨大なサーバを置いて、そこで集中管理しています。取引が増えれば増えるほど、サーバ機器を増強していく必要があります。その投資コストや管理コストがかかるので、手数料がかかるのです。

しかし、ブロックチェーンは、サーバは必要なく、取引履歴を利用者のすべてのコンピュータにデータをコピーすることで取引内容を保証します。たとえば、『口座Aから口座Bに1万円移動』というデータを、利用者すべてのコンピュータにコピーされます。そうなると、一か所で改ざんがあっても、多くの他のデータと食い違うので、それは受け付けられないという仕組みになっています。

通常は、取引履歴を厳重に管理して、他の人に見せないことで改ざんされることを防ぐのですが、ブロックチェーンは逆転の発想で、誰もが知っていることで改ざんを防ぎます。

このブロックチェーン、面白い技術なのですが、欠点もあります。

ユーザがどんどん増えて、取引量が多くなると、それをすべてのユーザのコンピュータにデータを送らないといけないので、ネットワーク上のトラフィックが膨大に増えていきます。

ユーザが2倍になると、やりとりするデータは2乗で増えるので、一瞬にして爆発的にやりとりするデータが増えるのは大きな課題です。

また、取引データを最新のものにするために、従来の中央で管理している方式に比較すると、1回の取引に時間がかかります。この数分が、ユーザ側に待つことができる時間かどうかも課題です。

はてさて、管理コストを軽減するために、取り入れられる方向になるのでしょうか?

本日のニュース

http://www.sankeibiz.jp/business/news/160407/bse1604070500001-n1.htm

三菱東京UFJ、独自仮想「コイン」実証 管理コスト節減も




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