ITニュース六時五分:DeNAがWELQ問題で謝罪記者会見。しかし、白黒つけてはいけない問題ではないかなぁ・・・

ITニュース六時五分:DeNAがWELQ問題で謝罪記者会見。しかし、白黒つけてはいけない問題ではないかなぁ・・・

0605_20141112DeNAは、「WELQ」など10のキュレーションサイトを閉鎖したことについて謝罪会見を行いました。キュレーションサイトでありながら、編集部が存在しないという問題も明らかになりました。

DeNAのWELQからはじまり、大手のキュレーションサイトやオウンドメディアサイトが閉鎖に追い込まれています。そこには、雑誌媒体のような編集部がいて、テーマを決め、記事をチェックするといった体制が存在しないことにあります。

それもひとえに、インターネットという特性である、情報が安価に扱われるということもあり、ビジネスモデルとして稼ぐためには、制作費用を抑える必要があったからでしょう。

雑誌の場合は、競合といっても、同じビジネスの土俵にある出版社。極端に製作費が違うということはありません。しかし、インターネットの場合は、玉石混交で、大手メディアが制作コストをかけているものもあれば、個人が趣味の範囲で書いているブログもあります。そして、同じ趣味を持つ人、あるいは、同じセンスの持ち主であれば強烈なファンを作り出すことができるので、大手がお金をつぎ込んでも太刀打ちできないこともあります。

そうなると、広告費で稼ぐビジネスモデルを作る場合には、趣味でやっている人たち以上のものを提供できるかどうかというと、かなり厳しくなります。質よりも量を重視し、Googleなどの検索エンジンの特性を利用して、莫大なコンテンツ量で圧倒するということも可能です。

そうやって、個人のブログを追い抜いて、検索上位に入り込むことになってきます。

そうなると、当然ながら、膨大なコンテンツをチェックする体制は甘くなり、また、編集部が存在しない(人件費をかけられないので)ために、品質は低下する一方です。

ただし、ここでいう品質というのは、情報の正しさではありません。情報の正しさに関しては、非常に難しく、何をもって正しいといえるのかは、判断できないことも多いからです。

ただ、学術論文やさまざまな公的機関が発表しているデータを引用しているかどうかという品質はチェック可能です。

また、コピーとか盗用に関しても、明らかにわかるものもあれば、引用として成り立つのかあるいは、参考にして独自の意見を入れているのかによっても、判定は難しいことが多いのも事実。

今回の件は、白黒はっきりつけられるのか?というと、非常に難しいことが多いです。いや、白黒はっきりつけてしまうと、ものすごく堅苦しくて、使いにくいインターネットになっていくでしょう。

そりゃ、そうですよね。個人で書いている日記に対しても、その真偽が問われるといったことになれば、怖くてブログなんて書けないですし、TwitterやFacebookなんて閑散としてしまいます。

こういう問題は、それぞれの企業が自主的に閉鎖して、何らかの対応を考えていくというのが唯一の落としどころでしょうね。法律で白黒つけるようになったら、検閲することになり、監視社会になっていきます・・・。
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本日のニュース

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161210/bsj1612101612001-n1.htm

DeNA南場会長「WELQに愕然」 謝罪会見、4つの疑問 責任者の村田マリ氏は?
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