2015/1/2 六時五分:IoTが広がると便利になるけれど二極化が進むよね

0605_20141112IoTとは、Internet of Thingsの略で、アイ・ティーオーと読みます。

モノのインターネットという意味。具体的には、スマホやパソコン、情報家電といった電子機器だけでなく、電気・電気とは関係のないドアノブ、窓、ガラス瓶、ネクタイ、靴といった『モノ』までもインターネットに接続することを言います。

この市場が、急速に伸びていて、博報堂グループの広告代理店スパイスボックスの調査によれば、2020年には5倍の市場規模1290億円になると発表しました

ビッグデータの動向を見ていても分かるように、さまざまな生活や社会インフラのデータを収集しようとしています。いたるところにセンサーをとりつけ、今までになかったデータから実際の人の行動を分析し、より的確なサービスを展開。

そのサービスも、単に商用の『売り込み』といったものだけでなく、災害時の避難経路確保や道路計画、建物の構造などにも応用されつつあります。

なんとなく『勘』でやっていたものを具体的なデータとして裏付けするように。そうやって、今まで、常識とされていたことが、思ってもみなかったような結果になることもでてきています。

一方で、このように広がるIoTによって、考えられるのは莫大な電力消費と巨大なデータセンタです。一つ一つのモノに取り付けられる電子機器やICタグに関しては、微々たる電力消費です。しかし、それらの信号を受け取るための各種センサーや無線ルーターなどは、いたるところに設置し、しかも24時間365日電力が入っていなければ意味がありません。その数は、億単位になるでしょう。そうなってくると、いくら消費電力を抑えた設計にしても、数が多いので莫大な電力を消費します。

さらに、それらのモノから送られてくる膨大なデータを集めるデータセンタが想像を絶するような大きさになっていくでしょう。ビッグデータとして解析するためには、手元に集める必要があるので想像できないような巨大なデータセンタになります。そして、そこでも信じられないほどの電力消費が。

Googleでも、自ら発電所を建設するようなこともはじめていて、これからのIoTを考えると、莫大なデータを集め、処理するために電力インフラから考えないとサービス提供できないような状況になってきています。

ベンチャーでも、アイデアとしては素晴らしくても、急激に人気が集まるとインフラを整えるのが間に合わず、あっという間に不平・不満が広がって終わってしまう・・・。そんなことが起きています。

結局、IoTによって広がっていく世界は、ものすごく便利になる社会ではあるのですが、ベンチャーにとってはますます厳しく、資本力がある大手企業しか生き残れない、あるいは、大手企業と組まないと運営できないことになっていくのでしょう。

そういう意味で、二極化は進んでいきます・・・。

従来のビジネスの範囲では考えられない発想が必要になっていて、パラダイムシフトが起きていると認識しないと、あっという間に取り残されていくでしょう。

本日のニュースネタ

http://japan.cnet.com/marketers/news/35058246/

IoT市場、2020年には「2013年の約5倍」1290億円規模に–スパイスボックス調べ

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