ITニュース六時五分:人工知能の進化は、道徳や宗教、哲学の問題で大激論に!?

ITニュース六時五分:人工知能の進化は、道徳や宗教、哲学の問題で大激論に!?

0605_20141112東大の坂村先生のコラムですが、人工知能は道徳の問題になっていきます。それも、あいまいなものではなく、まるで小学校の道徳の時間のように、具体的なことについて、善悪を決めなきゃいけないことに・・・。

先週の「13日の金曜日 本当は怖いインターネット 人工知能編 後編」でも話した内容なのですが、自動走行車の開発していく上で、まさに、道徳の問題に直面します。

というのも、『前方に障害物があればブレーキをかける』、『ブレーキが間に合わないなら、ハンドルを切ってよける』ってルールにしても、簡単ではありません。ハンドルを切るのに、左によければ歩行者がいる、右によければ対向車が来ているってなると、どうすべきか? もっと具体的に言えば、このまま直進すると老人とぶつかる、よけるためにハンドルを切れば自転車にのった小学生にぶつかる・・・。どっちに進むのが正しいのか? プログラムでどちらにするかをルールとして決めなければならないのです。

こんなときには、まさに、マイケル・サンデルの正義の授業ではないですが、何が正しいのか、結論をださなくてはいけなくなるのです。場合によっては、過去の事件のデータから、それぞれの被害者がどうなったのか、保険金はどれぐらい支払われたのか、残された遺族はどうしているのか、あるいは、運転手はどうなったのかなど、膨大な事例を読み込んでルール化することも可能ですが、それをやっていいのか?

まさに、命の値段を決めなきゃいけなくなるのです。

さらに、宗教観もあるでしょうし、哲学的な要素もあります。そうなってくると、単純に1企業が、1部署の担当者が決めていいことになるのでしょうか? これから大論争が巻き起こされることになるのではないでしょうか?

本日のニュースネタ

http://mainichi.jp/shimen/news/20150319ddm013070008000c.html

坂村健の目:自動システムと道徳


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