ITニュース六時五分:Google、検索から質問に回答するように。いよいよ情報統制になる?w

ITニュース六時五分:Google、検索から質問に回答するように。いよいよ情報統制になる?w

0605_20141112Googleが発表した新機能は、キーワードから検索するだけでなく、知りたいと思われることをいきなり表示してくれるように。これまでの検索結果の一覧から、一歩進んで、その中から、『おそらく知りたいことは、これでしょ?』と表示してくれるようになります。

スマホからの検索が増えるようになって、音声入力で検索するようになってきました。しかし、検索結果一覧から、選ぶという手間を省くために、今回の新機能では、いきなり回答を表示してくれるようになります。

アメリカではすでにリリースされていたのですが、ついに(?)日本語でも使えるようになっていて、スマホだけでなく、パソコンのブラウザからでもできるようになっています。

例えば、『日本の国旗の由来』って検索すると、こんな表示がトップに(『ブラジルの国旗の由来』は、あっちこっちで検索されてるので、日本の国旗で検索してみたw)。

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とまあ、こんな風に、知りたいことがトップに表示されるので、検索一覧から選んで探す必要もなく、便利じゃん!!

でもですねぇ・・・・

ここに表示された国旗の由来は、「一つの説」であって、表示された文書でも、『言われている』と書かれているように、定説ではないことが示されています。そこまで深読みしないといけないのですが、たぶん、そんな面倒なことやってられないので、これが答えだと思い込んでしまうでしょう。

つまりは、「Google先生がいうことが正しいこと!」ってなってしまうのです!!

すんごく危険な一歩を踏み出したことになりませんか? 他にもいろんな説があり、決定的な説明がないということを知らないまま、これが正解だと思ってしまう・・・。情報リテラシーの教育をしっかりやらないと、特にこれからの子どもたちは、検索結果が正しいと思い込んでしまいます。

Googleに限らず、Yahoo!とかBingとか、検索エンジンで出てくる答えってのは、ページランクという考え方に基づいていて、多くの人がアクセスしてる、多くの人からリンクされているということで評価されています。その考え方自体は、正しいとか間違っているとかではなく、そういう考えのもとで、検索結果の評価をしてますよーってことにすぎません。

ということは、よく言えば、『民主主義』です。多数決で正しいと思われるものを決めています。悪く言えば、マイノリティー、少数意見は、正しくても抹殺されていきます。事実、あまりメジャーじゃない理論とか、理屈とか、歴史、伝承などを捜そうとしても、見つからないです。インターネットの黎明期から使っているのですが、10年前なら簡単に見つかったことが、ぜんぜん探せない状態になっています。

これは、ある意味、しかたないことでもあるのですけどね。10年前と今じゃ、ネット上の情報量がけた違いなので、そりゃ、探せなくなるってものです。

クラスの女の子の中で、誰が一番かわいい?って質問されれば、すぐに顔が思い浮かぶけど、渋谷の交差点で、誰が一番かわいい?とか言われても、見渡しているだけでどんどん時間が過ぎるw

そんな違いです(どんな違いじゃ!w)。

また、インターネットって、『知っていることしか、調べることができない!』って知ってました?

知らないことを調べて、なんでも書いてある!って思ってるかもしれませんが、そもそもキーワードを入力しなきゃいけないので、知っているからこそキーワードを入力できるのです。

『ベンゼンにおける励起状態』なんて、キーワードを入力しないでしょ?w あ、これ、私の大学のときの研究に関連してるので、こういうのって、思いつきますが、まず、こんなキーワード、入力しませんよね?w ベンゼンとか励起状態とか知らないと、調べないし、でもって、この検索結果を見ても、何のことかさっぱり分からないし、それが正しいのかどうかもよくわからない。

でもって、怖いのは、ネット検索で出てきた結果って、事実を書いているのか、誰かが想像で書いているのかって区別できないのです。知っていれば、『あー、これ、ウソが書いてある』って氣が付くのですが、それは、知っているから分かること。なんか矛盾してるようですが、インターネットって知ってることしか調べられないんです。

「おいおい! でも、行ったことのない駅とか、住所とか、調べられるじゃないか!」

ええ、確かにその通りです。でも、行ったことのない場所でも、その場所の駅名や住所、建物の名前とかを知っていますよね? しかも、それが存在していると知っていますよね? 行ったこともない、名前も知らない駅を調べてくださいとか言われても、調べようがないです(^^;

ちょっと話が横道にそれていますが、Googleの「質問に回答してくれる」ってのは、確かに便利なのですが、そこで振い落された『回答』というのは、多くの人の目に触れないことになり、結果的に、多数決で正しいと思われることが自動的に決まっていく社会、もっと言えば、Googleが選んだ答えが正しいとされる社会になっていく可能性があるのです。

そのところは、よく考えた方がいいですよ。

本日のニュースネタ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/19/news104.html

「ブラジルの国旗の由来」は? Google、質問への答えをダイレクトに表示する検索新機能

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