ITニュース六時五分:ハンソン・ロボティクス社が表情豊かなロボットを発表:いよいよ感情のアウトプットができるか?

ITニュース六時五分:ハンソン・ロボティクス社が表情豊かなロボットを発表:いよいよ感情のアウトプットができるか?

0605_20141112香港で開催されているエレクトロニクスショーに、表情豊かなロボットが発表されました。ハンソン・ロボティクスという会社が発表したロボットで、胸から上しかないのですが、ウィンクしたり、しかめっ面したり、ものすごく表現が豊かなロボットです。

ナノテクノロジーを応用したゴム製の皮膚に覆われ、40個以上のモーターを搭載して、微妙な顔の動きを再現しています。

スマホを通して、会話することもでき、また、周囲の人の顔も認識して、そちらを向く(目線がいく?)ようにもなっています。

こうなってくると、まさに、人がそこで対応しているのかのように感じる人も出てくるでしょう。

これ、ニュース記事では、先日のGoogleが特許を取ったロボットの人格データをクラウドに置いてダウンロードできるようにするというのと組み合わせることで、受け皿になるとか書いてますが、そんなことよりも、感情がアウトプットできるというのが、ものすごく重要なこと!

今、人工知能が進化して、会話とかできるようになりつつあります。しかし、そこでは、テキスト・チャットや、音声合成でのやりとりだけです。ここに、このロボットの表情が追加されることで、コミュニケーションの質が、ぐんとレベルアップします。

文字や音声は、どうしても、その言語を理解できる人としかコミュニケーションできません。日本語を知らない海外の人と、いくらテキストチャットしても、なにもコミュニケーションなど生まれません。同じ日本人であっても、文字の読めない子供とすらコミュニケーションはとれません。

ところが、人間同士でも、実際に会って話をすると、言葉が通じなくても、表情という人類、いや、生物共通のコミュニケーション・ツールを使うことができるようになるので、なんとなく、喜んでいるとか、困っているとか、怒っているといった感情を理解することはできます。

ロボットは、顔認識などで、どんどん人間の表情を読み取ることができるようになっていますが、ロボット側の感情(?)をアウトプットするインターフェイスが、まだまだ不十分です。喜怒哀楽メーターとかで、数値表現されたところで、理解できないですし、アニメーションなどのCGで作るにしても、テレビ電話で会話するのと、実際に会って話をするのとの差があるように、人間側が平面の画像情報で感情を読み取ることに慣れていません。

そこで、このような感情を豊かに表現できるロボットが出てくることは、とても重要です。

例えば、受付のロボットにしても、単に笑顔でやりとりするだけでなく、断るときに、やんわりと断るのか、きっぱりと断るのかも、言葉ではなく、表情で伝えることもできるようになるのです。特に、警備用のロボットには、そういう表情って重要ですよね。

言葉の通じない小さい子供に対しても、怖い顔で睨めば、近寄ってはいけないって思うでしょうし、笑顔になっていれば、すぐに飛んでくるでしょう。

こういう一瞬で、行動を左右させるのがノンバーバル・コミュニケーションの特徴で、国際化されていく中で、多言語を使って伝えるよりも、表情一発で、危険だとか、真剣だとか、あるいは、落ち着いてといったことをさまざまな国の人に伝えることができます。

ロボットは、新たなヒューマン・インターフェイスを手に入れたということであり、ここから、大きなターニングポイントになっていくと思いますよ。それこそ、違和感なく、知らないうちにロボットが家庭の中に入ってきているといったことが起きるでしょう。

本日のニュースネタ

http://www.sankeibiz.jp/express/news/150421/exd1504210001001-n1.htm

感情表現する百面相ロボット 「人工的な心」移植する“器”に期待

  • このエントリーをはてなブックマークに追加