ITニュース六時五分:GPS情報を本人の承諾なしで捜査利用可能に。まもなくガイドライン変更へ。

0605_20141112個人情報のガイドラインが変更され、ケータイやスマホのGPS情報を本人に事前通告することなく捜査活動に利用できるように。

現状は、個人情報保護の観点から、ガイドラインには、事前に本人に通知するとなっているのですが、これって、犯罪捜査では使えないですよね。犯人の携帯に、わざわざ『これからGPS情報を取得します』って表示されるとなったら、そんな携帯、電源をオフにされて、捨てられてしまいます。あるいは、電車や関係ない車に携帯を放り込めば、捜査をかく乱することになります。実際、振込め詐欺のアジトを発見して、踏み込んだらもぬけの殻だったということもあるそうです。

また、転売された携帯や、偽名で取得された携帯の場合では、『本人に通知』の『本人』というのは、そもそも誰のことなのか分からなくなってしまいますよね。

これでは、犯罪を犯す側にとって有利になるだけなので、警察が捜査する場合に、事前の告知なしにGPS情報を利用できるようにしようと、ガイドラインを変更しつつあります。5/22までパブリックコメントを募集していて、6月から実施の予定になっています。

ただ、一方で、本人の確認を必要としないとなると、プライバシーの問題にもなってくると懸念されます。明らかに、誘拐などの犯罪であれば、GPS情報を有効に使うことに反対はないでしょうが、防犯での監視などでも利用されるとなると、『疑われている』だけで情報収集されていくことは、微妙ですよね。まったく関係ないのに、GPS情報を収集されていくというのもちょっと気持ち悪いところです。

監視カメラと同じで、防犯や捜査という意味では、とても重要なのですが、一方でプライバシーの問題とは、相反する考え方になるので、この辺のサジ加減は、なかなか決着はつかないでしょう。それと、プライバシーへの考え方も、どんどん変化しているので、常に見直しをしていく必要があるでしょうね。

本日のニュースネタ

http://toyokeizai.net/articles/-/67988

携帯GPS、「事前通告なしで捜査利用」の課題


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