ITニュース六時五分:知らずに有料写真を無断使用すると著作権違反。『著作権フリー』の表現には要注意。

ITニュース六時五分:知らずに有料写真を無断使用すると著作権違反。『著作権フリー』の表現には要注意。

0605_20141112写真素材を提供しているアマナイメージズは、大阪市内の弁護士法人が無断で写真素材を利用したとして訴え、東京地裁は約30万円の損害賠償を支払うよう命じました。訴えられた弁護士法人は、知らずに他の無料サイトからダウンロードしたとしていましたが、裁判所は使用者は権利関係を調査・確認する義務があるとしています。

アマナイメージズによると、今までは、「違うサイトからダウンロードしたので、知らなかった」として損害賠償に応じないところが多かったそうですが、今回の判決では、別のサイトからダウンロードしたとしても、使用者は、その権利関係を調べる義務があるとしていることに、注意が必要です。

つまり、インターネットに溢れるさまざまな無料素材は、使用者がしっかりと権利関係を知っておかないと、著作権を持っているところに損害賠償を請求されても、「知らなかった」では済まされないことに。ホームページやブログ、あるいは、チラシやパンフレットで写真や画像、あるいは、音楽などを利用するときは、権利関係が明確になっているのかを調べておかないと大変なことになります。

「著作権フリー」と書いているところがあっても、利用する前には、そこが本当に著作権を持っているのか、権利関係をクリアしているのかを確認しておく義務が生じるのです。例えば、運用しているところはどこなのか、Googleの画像検索をして、他にも配信しているところがないのかなど、チェックしておく必要があります。

以前、クライアント企業で、あるところが配信している「著作権フリー」の音源を使おうとしていたのですが、聴いたことのある曲だったので調べてみました。その曲は、作曲者が明確になっていて、著作権フリーでもなく、著作権も切れていない楽曲でした。しかし、著作権フリーとして配布しているサイトの運営者は、楽曲の著作権のことを知らず、自らが演奏した曲だから自由に配布してもいいものだと思って、配布していたという経緯がありました。もう少しで、知らないうちに著作権違反になるところでした。

今回の判決は、このようなことを「知らずに」やっていたとしても、損害賠償を請求され、知らなかったというイイワケが通らないことになりました。著作権フリーの素材を利用する場合には、運営者をしっかりと確認し、著作権などの権利関係が明確になっていることを調べておきましょう。

参考:私が利用している無料素材のサイト

http://www.photo-ac.com/

写真AC

http://www.ashinari.com/

足成

https://www.pakutaso.com/

ぱくたそ

本日のニュースネタ

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/21/news117.html

有料写真の無断使用、「ほかのサイトから入手したので知らなかった」は通用せず──判決が確定

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