グーグルは10日、「Google APACプレスイベント」で、多数の写真から3Dモデルを生成するコンピュータービジョンを紹介しました。この技術は、ネットにアップされたさまざまな角度から撮影された街の写真から3Dモデリングを行います。
都市の3Dデータを作るのは、とても大変です。3Dスキャナを使うわけにいかず、写真を撮影するにも、位置を決め、巨大なパノラマ写真でくまなく撮影してデータ化していくことになります。
しかし、Googleは、無数にアップされる街角の写真を組み合わせ、そこから3Dデータを作成する技術を開発しました。実際に、ローマを撮影した100万枚の写真から、5日間で3Dモデルを創りだしました。
世界中の人が、大量の写真をネットにアップしていますが、これを活用することで、まさに、『地球全体』の3D化、言い換えれば、コンピュータの中にデジタルの地球を創りだすことができるようになります。そうなっていくと、そこでの気象のシミュレーション、交通シミュレーション、飛行機や船の航行のシミュレーションもできるようになり、もう一つの地球がコンピュータの中に作られるようになるでしょう。そうなったとき、デジタルな地球を操作することで、実際の地球の予測だけでなく、操作をも可能になるかもしれません。なんかSFのような話ですが、現実に近づいているのです。
本日のニュース
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20151110_729848.html
ネットにある無数の写真から街の3Dモデルを生成、Googleがコンピュータービジョンの最新技術を披露
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