NECは「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2015」で、人工知能(AI)を活用して、複数の場所で撮影された映像から不審者を見つける「時空間データ横断プロファイリング」を発表しました。
このシステムを使うと、あちこちに設置した監視カメラの動画を瞬時にチェックして、怪しい動き、短時間に何度も行き来する人をピックアップすることができるとしています。デモでは、動画に写っている100万件もの顔から、不審者役の人物を10秒で見つけ出せたそうです。
今までは、動画で一気に検索しようとしても、なかなか難しかったのですが、このシステムを利用することで、不審者がどのような行動をとったのか、あるいは、不審な動きをする人物が誰なのかをピックアップすることができます。処理が早いので、犯行を行う前に不審者を特定し、防犯に役立つようになるでしょう。しかも、24時間休まずに監視することができるので、今後、大きなスーパーや、駅、商店街や地下街など、さまざまなところに導入されていく可能性があります。
しかし、こんなシステムに、『目を付けられたら』逃れることはできないでしょうね。間違って不審者に見られないようにする行動、ようは、人工知能の裏をかく行動というものも、犯行を行う連中は解析して、イタチごっこになるのでしょうけどね・・・。
本日のニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1511/11/news126.html
NEC、防犯カメラにAI活用 怪しい人物の予兆を察知、犯罪を未然に防ぐ
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