富士通研究所は、福島県郡山市と行っている実証実験で、マンホールに設置したセンサーを利用し、下水道氾濫検知の有効性を確認しました。また、マンホールの金属のフタとその下の蓄熱材の温度差で発電し電源として利用できることも確認したとのことです。
このようなIoTは、防災のために非常に有用です。ゲリラ豪雨などで下水管の水位があがることをいち早くキャッチすることで、避難対策や、冠水などの対策をとることができます。
さらに、それらのデータを蓄積していくことで、下水事業の計画にも活かすことができます。
そして、電源の問題も、温度差発電を利用することで、5年以上のバッテリー交換が不要になるなど、相当に考えられています。このようなIoTが広がることで、これまで分からなかったこと、防げなかったことが、対策可能になっていくでしょう。楽しい、面白いIoTもいいのですが、防災や防犯に役立つようなIoTも進んでほしいと思います。
本日のニュース
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1512/22/news075.html
ITでゲリラ豪雨対策、“マンホール×センサー”で下水道氾濫を予知
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