Twitterは、いじめや個人攻撃などの悪用をなくす取り組みの一環として、同社サービスの利用規約の1つである「Twitterルール」を改定しました。
社会問題化する内容であり、また、ワールドワイドで展開する企業としては、差別や言葉の暴力につながるような内容は禁止する方向に向かうのはしかたないと思います。
しかし、こうやって具体的に記述していくことによって、逆にやりにくくなってくるのではないかと思います。というのは、その範疇に入らない利用法を思いつく人が出てくるので、そうなると非常に難しい。常に利用規約を改定しつづけることになるのですが、そのうち、追い付かなくなるし、チェックすることも難しくなるでしょう。
多様化することで、このような利用規約は、よりシンプルにならざるえを得ないのではないか?と思います。そして、最終的には、『当社の判断基準によります』といった一文でくくられて、明確にならないようになるのではないでしょうか。
そうやって、インターネットは、使いにくいものになっていくのか、それとも、より無法地帯に近づくのか、大きな選択に迫れているのかもしれません。
本日のニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1512/30/news017.html
Twitterルール改定──人種や性的指向へのヘイト行為や脅迫行為など、禁止事項が詳細に
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