京都府警が、過去の犯罪データを分析し、いつどこで犯罪が起こるのかをコンピューターで予測する「犯罪防御システム」を全国で初導入します。府内全25警察署にシステム端末を配備し、10月ごろから運用を開始する予定です。
このシステムは、過去約10年間の事件や不審者出没情報、犯罪学の理論を基に分析します。そして、犯罪の発生危険性が高い場所を数百メートル単位で時間ごとに推定し地図上に表示してくれます。
この情報をもとに、重点的にパトロールを行い、また、地域住民にも犯罪注意情報として提供する予定だそうです。
これ、アメリカではすでに導入されているシステムで、犯罪率も減り、未然に犯罪を防ぐといった効果も出てきているようです。
しかし、一方で、こういうシステムに頼りすぎると、現場での警察官の判断が鈍る可能性がありますし、この情報が外部に漏れる、あるいは、システム自体に不具合が見つかった場合にどうなるのかと考えると、なかなか難しいところ。
自動運転の車も似たようなことがあり、万が一のときに、人間が運転するといっても、自動運転に頼ってしまった運転手が、とっさの判断で運転できるかどうか・・・。
なんでもかんでも自動化していくことによって、失うものも多いことを知っておくべきでしょう。
本日のニュース
http://www.sankei.com/west/news/160210/wst1602100058-n1.html
「犯罪はいつどこで起きる?」京都府警が全国初の犯罪予測システム導入へ
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