企業を狙った詐欺メールである『ビジネスメール詐欺』が広まっています。役員や取引先になりすまして、メールで会社に偽の送金を指示するもので、日本国内でも、数億円をだまし取られた企業も出てきています。
標的型メールで、特定の企業を狙ってウィルスに感染させ、長い時間をかけてその企業の取引先や役員のスケジュールといった情報収集を行います。
そして、大きな取引があると、その動きをチェックし、実際に送金される直前に振込先が変わったとメールを送り、別の口座に送金させます。このとき、これまでの経緯の内容や契約書の内容などを添付するので、すっかり本物だと信じ込むように手の込んだことをやります。
このような手口は、今でこそ、大手企業で行われていますが、だんだんと手法が固まり、ツール化されていくと、中小企業へも広がってくる可能性があります。
防ぐには、いつもと違う動きがあれば、必ずメール以外の方法(FAXや電話)で確認することや、そもそも、最初の段階で、ウィルスに感染しない、情報漏えいしないようにすることが大事です。
ますます、セキュリティへの投資は必須項目となっていくでしょう。
本日のニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160530/k10010540261000.html
企業狙う「ビジネスメール詐欺」被害相次ぐ
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