Googleが開発している人工知能DQNは、ゲームを操作して操作方法を学習して見出し、どんどん上達していきます。あっという間に人間よりも強くなります。
この研究結果が、科学雑誌Natureに掲載されました。
IBMワトソンのように大量のデータからルールを見出すのとは違って、自らトライ&エラーを繰り返しからどうすれば最適な結果が導けるかを推定していきます。
今回は、テレビゲームを題材に使っていますが、これって、たとえばフライトシミュレーターを使えば、飛行機の操縦を覚えるでしょうし、ドライビングシミュレーターを使えば、自動車運転を覚えるでしょう。
さらに進めば、ロケットの操縦、原子力発電所の運転、電車の運行、銃火器の操作を覚えることなどすぐにできます。
そして、自然言語処理と組み合わせれば、Facebookのアカウントと連動させて、コミュニケーションを円滑に進める方法(というか、『いいね!』を多くもらうためにはどうすればいいのかとかねw)も習得できるように。
そして、氣が付けば、会社運営や自治体の運営、国家運営もできるようになっているかもしれません・・・。
ただし、最適化の答えを習得するまでに、振る舞わされる人間側はたまったものじゃないですけどね。でも、これ、あながち想像だけの話ではなくなるかも。メガネ型のウェアラブル機器と組み合わせてしまえば、テーブルゲームから社内コミュニケーション、家族との会話、恋人との会話まで、『最適化』することができるかもね。そうなると、人間って、何をするのだろう・・・・
まるで、未来の二つの顔 (創元SF文庫)の小説のようなことが起きそうです・・・
本日のニュースネタ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/26/news109.html
Googleの人工知能「DQN」、アタリゲームで人間よりハイスコア叩き出す